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農家との新しい関わり-湯のやど楽山

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磐梯熱海にある「湯のやど 楽山」の支配人は自分のことを「半分百姓(百笑)」といいます。

農家さんと契約栽培をしたり、自家菜園の畑を持っている宿は多くなりましたが、楽山はちょっと違う、他にない方法で野菜を作り収穫しています。

「うちでは、農家さんと一緒に野菜作りしているんだよ。
野菜を作るのは片手間ではできないし、いくらがんばっても農家のノウハウにはかなわない。
だから、一緒に作る。
畑は友人の鈴木君の畑で、楽山用の野菜としてタネを選ぶところから一緒にする。土作りもなんでも手伝うよ。
収穫は私が畑に行ってその日の分を採って宿に持ってきます。」

いわれてみればなるほど、と思う。
宿の契約栽培がすすまない原因の一つに、安定供給と配送の問題がある。
頼んで作ってもらったものは全部買う条件が付けば、宿も二の足を踏むが、共同農家となれば必要なだけ畑から買えばいいのだ。

とはいえ、そうそう簡単に進む内容ではなさそう。
畑から勝手に野菜を持っていかれては、農家としても収量が見込めないからだ。

楽山が成功しているのには大きな理由がある。
鈴木さんが福島県の指導農業士として技術的に秀でており、畑の面積が大きいこと。
人手があり、指導員としてタネを売ることからしていることも大きい。
なによりも深い信頼感が必要なのは言うまでもありません。

楽山の支配人と鈴木さんの会話は野菜のことがほとんど。
「おくらの花が入ったよ。食べられるんだ」
驚くような会話だったりしますが・・(笑)


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たくさんの畑のひとつ。
とうもろこしの畑は台風の影響で倒れているものもあります。

「このとうもろこしは生でも食べられるんだよ。
去年はもっと甘かったけど、今でも十分な甘さがあるから」

食べてみると茹でた甘さとは違う、素朴な甘さがあります。
新鮮な野菜の甘さなんです。

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少し離れたところにはトマトのハウスが9つ。
酸味と旨味のバランスがいいイエローミミー。
ソースにすると美味しいシシリアトマトなど。
競い合うように色づいています。


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鈴木さんの自宅兼直売所の裏にある倉庫では枝豆の選定中。

「規格外の枝豆少し持っていくからね」と農家さんに声をかける支配人。

「サイズが揃っていなくても、美味しさは変わらないから」
支配人はお手伝いの農家さんたちに混ざって枝豆選びです。

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今年作る作物選びから、農家さんと一緒になった農作業、毎日収穫をして宿に運んでいる宿は全国で何件あるのでしょう。

鈴木さんの強力タッグのもと。
「宿でこれができたらスゴイ!」を現実にしている楽山です。


投稿者: YOKOTA

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